この記事の原作(英語版)はこちらからご覧頂けます。掲載リンク・商品等で日本語に対応していないものもありますので、ご了承ください。
myGengoは、ウェブサイトを通して人の手による翻訳を大規模に提供する、東京ベースのスタートアップです。当社のことを「翻訳版メカニカルターク」と呼ぶ人もいます。当社は、東京と米国に合わせて15名ほどのスタッフ、そして世界中に1,600名以上の翻訳者を抱えています。
myGengoをスタートさせたとき、スタートアップならではの業務の山をどうにか効率よく片付けようと、便利なツールを求めて実に多くの時間を費やしました。結果、メール配信からAPI管理、会計、セールスに至るまで、私たちのニーズに応えてくれる一連の素晴らしいサービスに出会うことができました。私たちはこれらのツールを毎日使い、ライフラインと同じように頼りにしています。そんな頼れるサービスだからこそ、皆さんと共有したいと思ったのです。まだ試していないものがあったら是非この機会にチェックしてみてください。
(ちなみに、この記事は対価を得て書いている広告ではなく、ここにはアフィリエイトリンクもありません。すべては私たちの純粋な評価です。)
最新情報: この記事の公開直後、@jimworthがこれを「Cheap Tech」と評していると聞きました。全く同感です。毎月10~100ドルで10~15のサービスを利用しても、スタートアップ企業にダメージはないでしょう。ですから、皆さんも面倒なことは避けて本業に集中できるように、これらのツールを利用することをお勧めします。それがこのリストの本当の目的です。
1. Zendesk
カスタマーサポートチケットおよびナレッジベース
私たちにとって多言語でのカスタマーサポートの提供は必須です。しかし、これを効率的にやってくれるカスタマーサポートシステムはほとんどありません。Zendeskは多言語という条件をクリアするだけでなく、誰にでも使いやすく信頼できるシステムであり、月額料金を払うだけの価値があると言えます。サポートチケットという一見地味なものを楽しめるものに変えた彼らの手腕は実に見事だと思います。彼らのブランディングと商品企画のアプローチにはインスピレーションを受けました。ここだけの話、当社の主要出資者の一人であるChristoph Janzは、Zendeskに出資したラッキー者の一人でもあります。
2. GetSatisfaction
一般ユーザー参加型サポート
利用開始当初は当社の規模が小さ過ぎて、サービスを活かすのに十分な数のユーザーもおらず、ぎこちなさもありました。その後ある程度の人数が集まり、そのコミュニティが一体となって問題を解決したり、共通の問題をトラッキングしたりといった流れが生まれてきて、本来の良さが発揮されてきたようです。これは間違いなく私たちの今後のサポート戦略の一部となるでしょう。唯一の不満な点は料金です。スタートアップには少々高すぎます(笑)。私たちのコミュニティはこちらをご覧ください。
3. SendGrid
トランザクショナルメール
FacebookやRedditのような多数のユーザーを抱える消費者サービスとは異なるとはいえ、私たちも日々大量の通知メールをユーザーに向けて配信しています。SendGridは、登録や注文確認などの単調なメールをすべて処理してくれます。これらのメールは、毎日確実に配信されなければなりません。SendGridを利用する前は、SPFレコード、ブラックリスト/ホワイトリストの扱い、メールサーバーの過負荷といった難解な知識に当惑していました。それが今では、SendGridのAPIを介して情報配信が簡単にできます。彼ら自身スタートアップであるにもかかわらず(同じく500 Startupsの一社)、彼らは驚くほどの信頼性と極めて低価格でスケーラブルなサービスを提供しています。毎日膨大なメールを配信するのに支払っている料金は月額たったの80ドルです。最高ですね。
4. MailChimp
マーケティングメールおよびメーリングリスト登録
MailChimpの柔軟性と確かな機能はもちろん、ユーザーへの感謝を込めてフリーTシャツを配布するといった気配りもとても気に入っています。MailChimpはニュースレターや最新情報(基本的にトランザクション以外のメール)を送信するために利用しています。なぜなら、HTMLテンプレートの再利用、膨大なリストの管理、開封率やコンバージョン率のトラッキングが簡単にできるからです。その機能ゆえにアプリは多少扱い難く見えますが、誰でもすぐに使いこなせるようになります。
5. Apigee
APIトラフィック管理
Apigeeは、APIを確実かつ安全に提供するためのサポートであり、利用者数や利用目的を容易にトラッキングできるツールでもあります。このサービスはセットアップも簡単で、DNSを微調整することにより彼らのサーバーを介してAPIの呼び出しをルーティングします。ApigeeもSendGrid同様に、非常に使いやすく、単調な作業を処理するのに最適です。
6. String
ローカリゼーション管理
例え手前味噌であろうとも、ここでStringを除外するのはフェアではありませんよね。myGengoサイトには、毎週のように新機能を追加していますが、開発プロセスの1ステップとして多言語化作業がスムーズに組み込まれていなければ、そんなに手際良くできません。Stringを使えば翻訳済みコンテンツと未翻訳コンテンツも一目瞭然に把握でき、複数言語それぞれの翻訳者たちを管理することも容易です。それから、このサービスは、私たちだけでなく皆さんも無料でご利用になれます☺
7. ExpressionEngine
コンテンツ管理(ノンアプリコンテンツ用)
私たちのブログや翻訳リソース、「ブローシュアウェア」などのベーシックなページ用に、Expression Engineを利用しています。CMSの中で最も柔軟性があり、使いやすいと思います。「EE」は優れたテンプレート構成になっており、とても簡単に、きれいで機能的なページを作ることができます。また、HTMLページからEEテンプレートへの移行も数分で簡単にできます。ライセンスにかかるのは数百ドルだけですし、それだけの価値はあると考えています。
8. Chartbeat
リアルタイム解析
Chartbeatは、私たちのオフィスにある解析データ専用の2題のモニターのうち、左側に常に表示されています。Chartbeatで気に入っているのは、サイトにコードを貼り付けたまさにその瞬間から、サイト上のアクティブユーザー数のトラッキングと表示を始めることです。私たちのオフィスを訪れるゲストは決まって「あれは何?」と聞いてきます。話題性抜群です。Chartbeatは、myGengoに関する新しい記事を通してまとまった量のトラフィックが発生しているときにも知らせてくれます(また、問題発生時のリアルタイムアラートにもなります)。値段もかなりお手頃です。
9. Mint
(ほぼ)リアルタイム解析
(これはmint.comとは別物です。)Mintは上記のChartbeatが表示されている右横のモニターに表示されています。ウェブサービスというよりはサーバー用のアプリです。Mintは、ユーザー数やSERP、リファラーのような基本的なトラフィック統計を提供してくれます。Google Analyticsがあまりに遅いため、Mintを使い始めました。Mintで5分毎の自動更新を設定しておけば、サイトのトラフィックがほぼリアルタイムで確認できます。スタッフ皆が、トイレに行くときやキッチンにスナックを取りに行くときにちらっと見ていきます。
10. PivotalTracker
開発プロジェクト管理およびバグトラッキング
実はごく最近、LighthouseからPivotal Trackerに乗り換えました。というのも、「自分たちが『今週』やること」を確認するよりも、未処理の問題や今後のマイルストーンを全体的に把握する必要性に私たち(特に私!)が気付いたからです。毎週リリース日を設け、その日に向けてバグ処理や新機能を優先順位に沿ってこなします。Pivotal Trackerは山ほどの課題を視覚的に整理させてくれます。加えて役立っているのがGetSatisfactionとZendeskとの統合機能です。これにより、問い合わせ内容を未処理問題として、瞬時に開発バックログに取り込むことができます。しかも無料です。
11. Salesforce
企業セールス管理およびCRM
スタートアップにしてはかなり「企業向け」なものを使うと驚いたでしょう!私たち自身も少々意外だったのですが、より規模の大きい案件の管理や日米チーム間の情報可視化に本当に役立っています。正直に言って、Salesforceは多くのカスタムフィールドを備えた柔軟性のあるデータベースにすぎません。プログラマーにしてみれば、ユーザー毎に$25支払わなければならないphpMyAdminといったところです。でもこれは無駄遣いだとは思いません。Highriseのようにより簡潔なオプションも試してみましたが、本当にトラッキングしたいことをトラッキングするためには実際役に立たず、少し不釣り合いなのを承知でSalesforceを使い続けることにしました。
12. RightSignature
オンライン署名
RightSignatureに関してはケーススタディも発表しています(英語版のみ)。署名が必要なときはほぼ毎回利用していると言ってもいいでしょう。myGengoに登録している翻訳者が自宅のパソコンで納税書類に署名したい時にも使えますし、投資家や新規のお客様には時間や場所を選ばず契約書に署名して頂くことができます。素晴らしいとしか言いようがありません。
13. Gotomeeting
遠隔会議
Skypeもいいですが、多人数の会議や画面共有を確実にコントロールするには、GotomeetingがSkypeに勝ります。月額料金約50ドルを払っていますが、この信頼性に見合った料金だと思っています。
14. Xero
会計/簿記/請求書発行
とにかくXeroは最高です。米国のプレスはこのサービスをもっと取り上げるべきです。これほどにユーザーフレンドリーで機能的な会計システムを私は今までに見たことがありません 。そのインターフェースは一貫性に優れ(しかも見た目も良く)、PayPalトランザクションの自動インポート機能や未処理の請求書を表示するグラフなど、なんとも嬉しい機能が満載です。月額約40ドルを払っていますが、少しも惜しくはありません。それに、彼らはAPIも提供しています。Freshbooksなんて目じゃありません(私見ですが)。
15. Dropbox
オンラインバックアップおよびファイル共有
Dropboxはとにかく最高で、どれだけ最高なのか忘れてしまうほどです。ローカルのファイルとクラウドの同期は見えないところで行われ、あまりにスムーズなためそれが当たり前になってしまいます。世界中どこにいても、例え自分のパソコンが紛失や盗難にあったとしても、Dropbox上の一つのフォルダにmyGengoファイルをすべて保存しているから安心です。Dropboxで面倒なのは、ビジネスアカウントが用意されていないことです。つまり、各従業員のアカウントを作成し、それぞれ支払い手続をしなければならないのです。トラッキングと管理が容易ではありません。とはいえ、この唯一の問題を抜きにすれば、とても気に入っています。訂正:Dropboxに「チーム」機能が追加されたことをコメントで知りました。チェックしてみます!コメントを投稿してくださった方、ありがとうございました。
おまけ:オフィスグリコ
善意に基づく置き菓子サービス
オフィスグリコは、日本だけに存在するハイテク空腹ソリューションです。地域に根付いた配送ネットワークを利用して、顧客のリクエストに応じたお菓子のセレクションを供給します。空腹対策のための、スケーラブルで信頼できる支援設備です!担当の人が自転車でオフィスにやってきて、箱にお菓子を詰めてくれます。スタッフ皆がそのお菓子を自己申告制で楽しみます。日本だから成り立つサービスってことです!!

あなたの職場にも不可欠なツールがありますか?是非教えてください。